椿神社・流鏑馬神事(読み方:つばきじんじゃ やぶさめしんじ)は、滋賀県甲賀市にある、椿神社の例大祭で、毎年行われます。
流鏑馬を行う射手(いて)は、数え年(かぞえどし)の20歳から35歳までの地元の青年男子で、毎年3月1日のおみくじ祭の神事で決まるそう。
※数え年とは、生まれた日を1歳と数え、1月1日が来ると年を取る数え方
椿神社前の佐治川(さじがわ)に架かる馬場橋(ばんばばし)付近の道路で、的矢駆け(まとやがけ)を行います。
現在は、馬に乗って駆け抜けながら矢を射るのではなく、安全の為に引き馬(ひきうま:ひとが引く)で行います。
全部で馬場(ばば:コースのこと)を5回ほど通り、2回目までは矢は射ず、3回目、4回目だけ2つの的(ネムノキで作った割板を連ねたもの)を狙います。最後は日の丸のセンスを掲げます。
※的の板は厄除け札として、参拝者が奪い合うそう。
椿神社・流鏑馬神事の服装
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、黒い装束、足袋
※和鞍(わぐら)を使います。
椿神社・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?
領主であった佐々木義清(ささきよしきよ)が、凶徒(きょうと:悪行をはたらく者)を制し、悪魔を倒す為に矢を射る神事を奉納したのが、始まりではないかと伝わっているそう。
だたし、正確にははっきりと分かってはいないそう。
流鏑馬として、1982年(昭和57年)3月30日に、甲賀市無形民俗文化財に登録されています。※2004年に甲賀町(こうかちょう)が合併して、甲賀市(こうかし)になった為、引き継がれています。
椿神社・流鏑馬神事は、いつ行われるの?
毎年4月第1日曜日に行われます。
椿神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
滋賀県甲賀市甲賀町隠岐2108
▼自動車
新名神高速道路 甲南ICより約10分
▼電車
JR草津線寺庄駅より徒歩約30分、車で約5分
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