日吉神社山王さん祭・早駆け馬神事(読み方:ひよしじんじゃさんのうさんまつり はやがけうましんじ)は、広島県庄原市(しょうばらし)にある、日吉神社の山王さん祭で、毎年行われます。
戦国時代に甲山城(こうやまじょう)城主だった、山内隆通(やまのうちたかみち)が出雲の尼子氏(いずものあまごし)との合戦に際し戦勝祈願を行い、騎馬武者3騎の活躍で勝利した事から、3騎が約50mの参道を一気に駆け上がります。
早駆け馬は、午前と午後の2回行われます。
日吉神社山王さん祭・早駆け馬神事の服装
▼午前中は戦勝祈願の使者の姿
裃(かみしも:和服における男子の正装で、袖なしの肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)が、同じ生地で作られたもの)、白い鉢巻き、足袋
▼午後は戦場での攪乱戦を現す姿
ピンク色の女性ものの襦袢(じゅばん:和服用の下着)、白い鉢巻き、赤い襷(たすき)、足袋
和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。
日吉神社山王さん祭・早駆け馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?
1564年(永禄7年:えいろく)に山内隆通が、尼子氏との合戦に際し戦勝祈願を行い、騎馬武者3騎の活躍で勝利し、八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)着用の赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)を奉納した事が始まりだそう。
※赤糸威鎧は1970年(昭和45年)5月25日に、国指定の重要文化財に指定されています。
日吉神社山王さん祭・早駆け馬神事は、いつ行われるの?
毎年4月第3日曜日に行われます。
日吉神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
広島県庄原市山内町1048
▼自動車
中国自動車道庄原ICより約15分、三次東ICより約9分
▼電車
JR芸備線山ノ内駅より徒歩約15分