美多彌神社・流鏑馬祭りとは?

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美多彌神社・流鏑馬祭り(読み方:みたみじんじゃ やぶさめまつり)は、大阪府堺市南区にある、美多彌神社の祭りとして4年に1度、鴨谷野球場で行われます。

弓馬術礼法小笠原教場(きゅうばじゅつれいほうおがさわらきょうじょう)が奉納します。略称(小笠原流)。

馬上から的を弓で射る射手(いて)は、長さ約170mの特設直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、2つの的を狙います。

矢を番える(つがえる)動作の間に、「陰陽(いんよー)」という声を発します。

スタート地点を馬場元(ばばもと)と呼び、一の的(いちのまと)までの距離は約30m、二の的(にのまと)までは約70m、ゴール地点を馬場末(ばばすえ)と呼びます。

的は一辺約55cm(一尺八寸)の杉板。

馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。

美多彌神社・流鏑馬祭り・小笠原流流鏑馬の服装

▼鎌倉時代の狩装束
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、立烏帽子(たてえぼし:高く立てたままで折らない)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、箙(えびら:矢を入れる容器)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)

雁股矢(かりまたや:矢の先が股を開いたように分かれた形状のもの)を射ます。

▼江戸時代の軽装束
騎射笠(きしゃがさ:竹を編んで漆塗りにしたもの)、筒袖(つつそで:和服の袖の形)の紋付(もんつき:家紋の入った着物)、小袴(こばかま:すその短い狩り用の袴)

鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。

※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使います。

美多彌神社・流鏑馬祭りの始まりや由来、歴史、起源は?

地域環境整備ふるさとづくりが進む事を願い、2014年(平成26年)3月29日に720年ぶりに復活させ、現在に至るそう。

美多彌神社・流鏑馬祭りは、いつ行われるの?

4年に1度3月(日付は変動する)に行われます。

美多彌神社・流鏑馬祭りの場所・住所(アクセスと駐車場)

大阪府堺市南区鴨谷台2−4(鴨谷野球場)

▼自動車
阪和自動車道堺ICより約14分

▼電車
泉北高速鉄道光明池駅より徒歩約7分

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