どんなスポーツにも怪我のリスクはあり、イメージが悪くなるので、ホームページのQ&A等にも書かれていない事が多いです。
聞かれなければ触れないというスタンス、これ自体は悪くないと思いますが、しっかりと解説していきます。
乗馬は怖くないの?
何をもって評価するのか基準が各個人で違う為、怖いと感じる可能性があるポイントをいくつか挙げてみます。
▼高さ
地面から実際に座る背中までの高さは、大体140~160cm程度。これに座高を足すと、大人であれば目線の高さが2mを軽く越えます。
▼スピード
まったくの初心者であれば、時速10㎞も出れば怖いと感じる可能性があります。
馬では速歩(はやあし)という2拍子のリズムで進む形になり、人間で言うと速足程度の感覚ですが上下に揺れる為、揺れが激しい馬の場合は、慣れないと怖いかもしれません。
落馬等でケガの危険はあるの?
もちろん落馬でケガする可能性は、ゼロではありません。
馬は生き物なので、突然なにかに驚いて走り出したり、急に勢いよく方向転換したり、つまずいたり等、当然にイレギュラーは起こります。
自分の技術で対処可能な場合もあれば、そうでない場合は落ちる可能性が高くなります。
プロのジョッキーでも上下に動き、続けて左右に振られる動きをされて、落ちるパターンもあるので、リスクゼロには出来ません。
そこで怪我を防ぐ為に、ヘルメットやエアーベスト(車のエアバッグみたいに膨らむ)等があり、乗馬クラブでレンタル可能だったり、自分で購入する方法もあります。
とはいえ、実際に乗馬でケガをする可能性が高いのは、落ちるよりも馬に自分の足を踏まれるというパターンです。
500㎏前後の体重に踏まれると、とてつもなく痛いだけでなく、骨折する可能性が非常に高い為、特に気を付ける必要があります。
乗馬クラブでは怪我の保険が用意されている
怪我のリスクをゼロに出来ない以上、何かあった時に使える保険が用意されています。
レッスンを受ける日ごとや、月単位の一括払い、年単位の一括払い等、色んな形態があるので、各乗馬クラブで確認してください。
より怪我のリスクが高くなる注意ポイント
技術不足で制御出来ないという部分は、技術を磨いていくしか解決策はありません。
しかし、それ以外にも注意するポイントがあり、「馬が大切に扱われているかどうか」も非常に重要です。
日頃から大切に扱われず、ストレスを溜め込んだ状態であれば、いつ反乱を起こすか分からないので、最初からリスクが高い状態です。
乗馬クラブの種類と現地見学で必ず確認すべきポイントとは?も参考にしてください。