結論から言えば、趣味として行うのであれば、まったく必要ありません。
そもそも筋力トレーニングという言葉を調べると、
「運動により筋力増大・筋肉肥大などを図る事」等と出てきます。
前半の部分は、乗馬をしつづければ自然に付いてくるという意味になり、後半部分の肥大については目的が違うので意味がありません。
バランスを取る為に、体幹トレーニングとか必要じゃないの?と思うかもしれませんが、乗馬という運動の中で使う部分だけを、ピンポイントで鍛えるのは非常に難しいです。
使わない部分をいくら鍛えても役に立ちませんし、自分の体を上手く扱えない方が筋肉だけ付けても、体を固めてパワーを出す使い方しか出来ません。
この状態でパワーに頼ってしまうと、柔軟に対処するという部分を忘れてしまう方が多くなりがちで、上達を妨げてしまう可能性が高くなってしまいます。
実際に練習を続けていれば、必要な筋肉が自然に付いていくので、パワーに特化してバランスを崩すトレーニングは不要です。
もっと重要な事は、体の使い方を上達させ運動能力を上げ、リラックス状態を維持して適切な判断と行動を取れるようにする事です。
乗馬初心者で筋肉痛が起こる理由と対処方法
乗馬初心者で筋肉痛が起こる理由は3つです。
1、今までの生活の中で使った事が無かった、もしくはあまり使っていなかった部分を動かしたから、というもの。
これは身体が最適化されるまで、対処方法がありません。
2、不安や恐怖にとらわれ、常に身体が硬直している。
これは最も重要なリラックス状態を維持し適切な判断と行動をとる方法で詳しく解説しています。
3、力に頼ったバランスの取り方をしている。
バランスは力ではなく、重心がどこにあるのかを探り、重心の位置を調整していく作業です。
これは上記のページに加え、体の筋肉を動かす為の神経を全身に通し、運動能力を上げる訓練方法、肩の力を抜き胸を張るってどこまで?間違った姿勢トレーニングで詳しく解説しています。