町田時代祭り(読み方:まちだじだいまつり)は、東京都町田市で毎年行われます。
甲冑や直垂(ひたたれ:主に武家社会で用いられた男性用装束)姿の武士達と、コスプレイヤーが一緒に町中を行列する時代行列に始まり、芹ヶ谷公園(せりがやこうえん)にて砲術、古武術演舞、居合抜刀、流鏑馬(やぶさめ)等が行われるお祭りです。
町田時代祭のスケジュール
▼時代行列
鎌倉武士、農兵隊(のうへいたい)、騎馬、コスプレイヤー等が一緒に歩きます。
・コース
ぽっぽ町田→原町田中央通り→一番街→パークアベニュー→文学館通り→町田街道→芹ヶ谷公園
・時代行列参加費・レンタル衣装(※昼食付)
※参考価格(詳しくは公式HPで確認してください)
甲冑30,000円(着用の為の事前講習会参加が必須)
直垂10,000円、着物6,000円
・コスプレイヤー参加費(定員100名)
※参考価格(詳しくは公式HPで確認してください)
2,000~3,000円で過去に売り出されています。和装のみで和装以外は禁止。
▼開会式
▼砲術
森重流砲術(もりしげりゅうほうじゅつ)による、古式の火縄銃の砲術技。
▼古武術演武
柳生心眼流(やぎゅうしんがんりゅう)等による演舞。
▼居合抜刀
全日本田宮流居合道連盟義仙会(ぜんにほんたみやりゅういあいどうれんめいぎせんかい)、全日本戸山流居合道連盟誠斬会(ぜんにほんとやまりゅういあいどうれんめいせいざんかい)による演舞。
▼流鏑馬
全日本戸山流弓馬会(ぜんにほんとやまきゅうばかい)による流鏑馬。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は、芹ヶ谷公園に設けられた、直線の特設馬場(ばば)を駆け抜けながら、2つの的を狙います。
スタート地点を馬場上(ばばかみ)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、ゴール地点を馬場下(ばばしも)と呼びます。
射手は2組又は3組に分かれ、2回ずつ走り、合計4回狙い、成績上位者は競射(きょうしゃ)1回のみへ進みます。
白紙の上に四色の丸的が描かれた紙的、成績優秀者で行われる競射では、木の的を狙います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
町田時代祭り・戸山流流鏑馬の服装
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
※甲冑に引立烏帽子(ひきたてえぼし:てっぺんを引き立てたもので、出陣の際に兜(かぶと)の下に用いる)や、後三年型侍烏帽子(ごさんねんがたさむらいえぼし)姿もある。
※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使います。
町田時代祭りの始まりや由来、歴史、起源は?
かつて坂東武者(ばんどうむしゃ:現在の関東に領地を構えた武士)が行き交い、農兵隊が存在したという歴史に思いを馳せ、地域の歴史や文化を感じるお祭りとして、2010年に始まったそう。
町田時代祭りは、いつ行われるの?
毎年10月第4日曜日に行われます。
芹ヶ谷公園の場所・住所(アクセスと駐車場)
東京都町田市原町田5-16
▼自動車
小田急線・JR横浜線町田駅より約3分
※会場に専用駐車場はありません
▼電車
小田急線・JR横浜線町田駅より徒歩約15分
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