熊野速玉大社例大祭・神馬渡御式(読み方:くまのはやたまたいしゃれいたいさい しんめとぎょしき)は、和歌山県新宮市にある、熊野速玉大社の例大祭(2日間)で、毎年行われます。
熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の御神体が、神幸行列(しんこうぎょうれつ)で、宮司の懐に抱かれ阿須賀神社(あすかじんじゃ)へ向かいます。
阿須賀神社で神事が行われた後、御神体が神馬の鞍の上に移され、市内を巡行しながら熊野速玉大社へ、さらに熊野川乙基河原(おともがわら)の御旅所(おたびしょ)へ行列します。
熊野速玉大社例大祭・神馬渡御式のルート
熊野速玉大社→阿須賀神社→熊野速玉大社→熊野川御旅所の神馬所(しんめしょ)に設けられた杉の御仮宮(すぎのおかりみや)へ
熊野速玉大社例大祭(熊野速玉祭)のスケジュール
■1日目
本殿大前ノ儀(ほんでんおおまえのぎ)→神馬渡御式→御旅所神事
■2日目
神輿渡御式(みこしとぎょしき)→御船祭(みふねまつり)→御旅所神事
▼神輿渡御式
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の御神体が本神輿(ほんみこし)へ移され、市内を行列(先導は神馬で背中には、一つ物(ひとつもの)と呼ばれる人形を乗せる)しながら熊野川の河原へ。
御船神輿斎(みふねみこし)が朱塗の神幸船(しんこうせん)へ移され、主船(さいしゅせん)、諸手船(もろとぶね)、早船(はやぶね)が熊野川を御船島(みふねじま)へ向かい渡御します。
御船島を右から3回周り、島に上陸している神主からの合図により、さらに2回周った後、熊野川御旅所へ。
▼御船祭
9艘の早船に各11名が乗り、約1.6km上流の御船島を3周する、早船競漕(はやぶねきょうそう)が行われます。
熊野速玉大社例大祭・神馬渡御式の始まりや由来、歴史、起源は?
古くから行われているようですが、詳しくは分かりませんでした。
新宮の速玉祭・御燈祭りとして、2016年(平成28年)3月2日に、国指定重要無形民俗文化財に登録されています。
熊野速玉大社例大祭・神馬渡御式は、いつ行われるの?
毎年10月15日(祭り1日目)に行われます。
熊野速玉大社の場所・住所(アクセスと駐車場)
和歌山県新宮市新宮1番地
▼自動車
専用駐車場があります。
▼電車
JR紀勢本線新宮駅より徒歩約18分