小田原城馬上弓くらべ大会(読み方:おだわらじょうばじょうゆみくらべたいかい)は、神奈川県小田原市にある、小田原城址公園二の丸広場で、NPO法人日本和種馬文化研究協会により、毎年行われる競技会です。
和種馬に乗り、馬上から的を弓で射る射手(いて)は、長さ約120mの直線走路を駆け抜けながら、2つの的を狙い得点を競います。
戦国時代に小田原城主である、北条氏康(ほうじょううじやす)公が、全国各地から優れた騎者を集め、腕くらべを行ったという想定で行われているそう。
競技は技量によりクラス別に分かれ、最上位Aクラス決勝のみ内容が変わります。
小田原城馬上弓くらべ大会のルール
ルールは変更もあるので、細かい部分はNPO法人日本和種馬文化研究協会で、確認してください。
各選手は2回走行し、的(進行方向の左側)に刺さった場所により得点が入ります(当たっても刺さらなかった場合は無得点になります)。合計得点により、順位が決まります。
▼服装
和装、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)は必須。
▼馬のコントロール
スタート地点で停止、ゴール地点で停止。ちゃんとコントロール出来ているかを審査されます。出来ていなければ、無得点になります。
▼駈歩の維持
駈歩(かけあし)で、走行しなければいけません。維持出来ない場合は、無得点になります。
小田原城馬上弓くらべ大会のルール(最上位Aクラス決勝のみ)
Aクラスは走路から的まで7m離れていて、1つ目の的と2つ目の的の、射る方向が変わります。
▼1走目(上が1つ目、下が2つ目の的の狙い方です)
・追物射(おうものい、おものい)左前方45度に放つ。
・押捩り(おしもじり)左後方45度に放つ。
▼2走目
・弓手下(ゆんでした)左前下方に放つ。
・押捩り
▼3走目
・遠的(とおまと)走路から的まで、10mの距離になります。
・押捩り
小田原城馬上弓くらべ大会の始まりや由来、歴史、起源は?
2003年(平成15年)3月2日(日)に、第1回が行われています。
長さ約140mの走路を駆け抜けながら、3つの的を狙い得点を競う内容で、現在とは少し違います。
小田原城馬上弓くらべ大会は、いつ行われるの?
毎年3月上旬頃の週末(日付は毎年変動する)に行われます。
小田原城址公園二の丸広場の場所・住所(アクセスと駐車場)
神奈川県小田原市城内6−1
▼自動車
西湘バイパス小田原ICより約5分
小田原厚木道路荻窪ICより約12分
東名高速道路大井松田ICより約40分
専用駐車場はありません。
▼電車
小田原駅より徒歩約10分