摩耶詣祭・摩耶山春山開きとは?

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摩耶詣祭・摩耶山春山開き(読み方:まやもうでさい まやさんはるやまびらき)は、兵庫県神戸市灘区にある、摩耶山天上寺(まやさんてんじょうじ)で、毎年行われます。

近隣の方が飼い馬を連れて参詣し、馬の息災と一家の無事繁栄を祈り、厄払いしたのちに護符を授かり、花かんざしを馬の頭を飾り、お土産に昆布を持って帰るお祭りを復活させたもの。

産湯の井より、いのちといのちの再生の象徴である閼伽水(あかみず:仏前に備える)を、本尊にお供えする閼伽御供(あかごく)、菜の花をお供えする菜の花御供(なのはなごく)が行われたあと、厄を払い、花かんざしを授ける御馬詣(おうまもうで)が行われます。

※鞍の上に五色(緑・赤・黄・ピンク・紫)の布、大きな花飾りを乗せます。

厄を払われた馬を中心に、掬星台(きくせいだい)までパレードします。

摩耶山春山開きとして、だんじり囃子の演奏、春山開き宣言、柴灯護摩供(さいとうごまく)で山の安全祈願、餅まき、摩耶昆布の配布等が行われます。

摩耶詣祭・摩耶山春山開きの始まりや由来、歴史、起源は?

江戸時代以前から行われていたようですが、馬を買う農家が減少を続け、昭和に入ってからは絵馬を飾り祈祷するようになり、平成5年に六甲牧場の馬を借りて復活させ、現在に至るそうです。

摩耶詣祭・摩耶山春山開きは、いつ行われるの?

毎年3月最終土曜日(日付は毎年変動する)に行われます。

摩耶山天上寺の場所・住所(アクセスと駐車場)

兵庫県神戸市灘区摩耶山町2−12

▼自動車
阪神高速道路摩耶ICより約38分、大津ICより約18分

専用無料駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがあります。

▼電車
阪急電鉄神戸本線六甲駅より車で約30分、JR東海道本線(神戸線)六甲道駅より車で約32分

▼バス
阪急電鉄神戸本線六甲駅、JR東海道本線(神戸線)六甲道駅より神戸市バス18系統「摩耶ケーブル下」下車、まやビューライン(ケーブルカー、ロープウェー)「星の駅」下車、徒歩約11分

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