府中流鏑馬(読み方:ふちゅうやぶさめ)は、東京都府中市にある、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の参道で、毎年行われます。
戸山流弓馬会(とやまりゅうきゅうばかい)が行います。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は、大國魂神社の参道に設けられた、長さ約150mの直線の特設馬場(ばば)を駆け抜けながら、2つの的を狙います。
スタート地点を馬場上(ばばかみ)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、ゴール地点を馬場下(ばばしも)と呼びます。
射手は2組に分かれ、2回ずつ走り、合計4回狙い、成績上位者は競射(きょうしゃ)1回のみへ進みます。
白紙の上に四色の丸的が描かれた紙的、成績優秀者で行われる競射では、木の的を狙います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
府中流鏑馬・戸山流流鏑馬の服装
鬼面綾檜笠(きめんあやひがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠で、頭頂部に鬼の面をつける)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、箙(えびら:矢を入れる容器)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使います。
府中流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?
昭和初期に開催されていたものを、2012年(平成24年)に復活させたんだそう。
府中流鏑馬は、いつ行われるの?
毎年6月の1~3週の日曜日(日にちは固定ではなく、毎年変動)に行われます。
大國魂神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
東京都府中市宮町3ー1
▼自動車
中央自動車道稲城ICより約16分、府中スマートICより約17分
▼電車
京王線府中駅南口より徒歩約5分
JR南武線・武蔵野線府中本町駅より徒歩約5分
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