高浜おまんと祭り(読み方:たかはまおまんとまつり)は、愛知県高浜市にある春日神社境内で、八剱社例祭:やつるぎしゃれいさい)春日神社例祭(かすがじんじゃれいさい)として、毎年行われます。
最大の見どころは、丸太で組まれた柵で囲まれた、直径36メートルの円形馬場の中を、鈴や造花を背負って走る馬に、法被(はっぴ)に地下足袋(じかたび)の若者がと飛びつき、人馬一体となって駆け抜ける駆け馬(かけうま)です。
高浜地区の7つの町は大きく2つに分かれ、八剱社が下(しも)「碧海、二池、田戸の3つの町」、春日神社が上(かみ)「春日、青木、沢渡、稗田の4つの町」から抽選で、神馬(しんば)を奉納する神馬町(しんばちょう)が選ばれ、その年の祭りを取り仕切ります。
神馬の毛色は黒、背中に大きな御幣(ごへい:お祓いなどに使われる2本の紙垂(しで)を、竹または木の幣串に挟んだもの)を乗せた姿が馬の塔(おまんと)とよばれ、雨乞いの為に奉納されます。
高浜おまんと祭りのスケジュール
▼竜宮祭(りゅうぐうさい)
洲崎公園(すざきこうえん:旧八剱社境内)に各町が集合し、豊漁と雨乞いを祈願して行われます。(初日のみ)
▼デ
竜宮祭が終わると春日神社に向けて、神馬、飾り馬を含め行列を行います。
▼駆け馬
丸太で組まれた柵で囲まれた、直径36メートルの円形馬場の中を、鈴や造花を背負って走る馬に、法被(はっぴ)に地下足袋(じかたび)の若者がと飛びつき、人馬一体となって駆け抜けます。
各町ごとに順番に行われ、一頭の持ち時間は3分で、17時まで休みなく続きます。
▼少年馬(しょうねんうま)
駆け馬の途中に行われ、ポニー(肩までの高さが147cm以下の馬)を相手に、小若衆(こわかいしゅう:小学生以下の子ども)が飛びつきます。
高浜おまんと祭りの始まりや由来、歴史、起源は?
1803年(享和3年:きょうわ)に雨乞いの祭礼として行われていた記載が、高浜村祭礼之由来にあるそう。
おまんと祭りとして、2005年(平成17年)3月16日に、高浜市指定無形民俗文化財に登録されています。
高浜おまんと祭りは、いつ行われるの?
毎年10月第1日曜日に春日神社例祭(上)、その前日の土曜日に八剱社例祭(下)が行われます。
春日神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
愛知県高浜市春日町2−1−8
▼自動車
名豊道路高棚福釜ICより約17分
知多半島道路阿久比ICより約18分
当日は周辺に臨時駐車場が設けられます。
▼電車
名鉄三河線三河高浜駅より徒歩約10分