吉保八幡神社例大祭・吉保八幡のやぶさめ(読み方:きっぽはちまんじんじゃれいたいさい きっぽはちまんのやぶさめ)は、千葉県鴨川市にある、吉保八幡神社の例大祭で、毎年行われます。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は禰宜(ねぎ:神職)が務め、境内前の田んぼ沿いに設けられた、長さ約216mの直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、10m以上離れた3つの的を狙い、3走合計9回で農作物の収穫を占います。
的は手前から、早稲(わせ;早く実る)、中稲(なかて:中間)、晩稲(おくて:遅く実る)を意味し、1走目は早稲(品種)の早・中・晩を、2走目は中稲、3走目は晩稲の早・中・晩を占います。
的は一辺約90cmの板で、竹に挟んで掲げられ、的までの高さは約5mになります。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
吉保八幡のやぶさめの服装
騎射笠(きしゃがさ:竹を編んで漆塗りにしたもの)、白装束、赤い襷、水色の帯、矢筒(やづつ)、足袋
※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。
吉保八幡のやぶさめの始まりや由来、歴史、起源は?
安房国(あわのくに)の国主・里見氏(さとみし)が治めていた、鎌倉時代中期頃から続いてるそうですが、詳しくは分かりませんでした。
吉保八幡のやぶさめとして、1965年(昭和40年)4月27日に、千葉県指定無形民俗文化財に登録されています。
吉保八幡のやぶさめは、いつ行われるの?
毎年9月最終日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
吉保八幡神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
千葉県鴨川市仲253−1
▼自動車
東関東自動車道館山線鋸南保田ICより約24分
専用駐車場はありません。
▼電車
JR内房線・外房線安房鴨川駅より車で約15分
▼バス
JR内房線・外房線安房鴨川駅より日東交通長狭線「吉保」下車すぐ
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