八坂神社・麻生祇園馬出し祭り(読み方:やさかじんじゃ あそうぎおんうまだしまつり)は、茨城県行方市(なめがたし)にある、八坂神社で2日間にわたり毎年行われます。
最大の見どころは2日目の本祭りに行われる、佐之男命(スサノオノミコト)が、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した神話を再現していて、馬がヤマタノオロチ、神輿(みこし)がスサノオに見立てられ、拝殿から鳥居まで追いかける馬出し。
八坂神社・麻生祇園馬出し祭りのスケジュール
▼宵祭り(よいまつり:1日目)
神輿を先頭に、子供神輿、馬、五色(緑・赤・黄・白・紫)に飾られた馬に乗った稚児、神職等が地区内を練り歩きます。
▼本祭り(2日目)
拝殿前にいる神輿の前まで馬が進んでくると、声を上げながら馬を追いかけます。
慌てて逃げる馬と一緒に走る、前方の手綱を持つ人を「前はんな」と呼び花形の役割で、振り落とされないように、しがみ付きながら駆け抜けます。
後方の手綱を持つ人を「後ろはんな」と呼びます。
子供が馬と走る際は「にわか馬」と呼ばれる、足にコロタイヤ付きの五色に飾られた人形を引っ張ります。
何度も繰り返し行われた後、浜降り(はまおり)といって、神輿が霞ヶ浦へ入ります。
八坂神社・麻生祇園馬出し祭りの始まりや由来、歴史、起源は?
麻生藩主が天下泰平、五穀豊穣を祈願して始まったそうで、昭和40~50年代の中断期間があって、現在に至るそう。
麻生祇園馬出し祭として、1990年(平成2年)11月19日に、行方市指定無形民俗文化財に登録されています。
八坂神社・麻生祇園馬出し祭りは、いつ行われるの?
毎年7月最終日曜日(祭り2日目)(日付は毎年変動する)に行われます。
八坂神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
茨城県行方市麻生420
▼自動車
東関東自動車道潮来ICより約21分
徒歩約6分程度のところに、天王崎公園駐車場があります。
▼電車
JR鹿島線潮来駅より車で約15分