帖佐稲荷神社・帖佐十九日馬踊り(読み方:ちょうさいなりじんじゃ ちょうさじゅくんちうまおどり)は、鹿児島県姶良市(あいらし)にある帖佐稲荷神社で、毎年行われます。
馬やポニーの首に沢山の鈴を付け、背中の鞍には御幣(ごへい:お祓いなどに使われる2本の紙垂(しで)、五色の布、竹または木の幣串に挟んだもの)、米俵、花、紙張りの初太鼓(はつたいこ)等を飾り付けた馬が、境内を練り歩きます。
太鼓や三味線等のリズムに合わせて、馬が頭を上下に振ったり、ステップを踏む馬踊りをしながら進みます。
帖佐稲荷神社・帖佐十九日馬踊りの始まりや由来、歴史、起源は?
鹿児島神宮初午祭の翌日19日に、帖佐亀泉院(きせんいん)の膝跪騂(ひざつきくりげ:島津義弘(しまづ よしひろ)の愛馬)の墓に詣でて仮屋馬場(かりやばば:訓練場所)で踊り、翌20日には蒲生八幡神社(かもうはちまんじんじゃ)境内にある馬攊神(ばれきしん:馬の守護神)に踊りが奉納され、町中を踊り歩いて御祝儀をもらって回っていたのが由来だそう。
一時途絶えてしまいましたが、2000年(平成12年)の関ヶ原合戦400年記念事業で復活を遂げて、現在に至るそう。
帖佐十九日馬踊りとして、2013年(平成25年)6月13日に、姶良市無形民俗文化財に登録されています。
帖佐稲荷神社・帖佐十九日馬踊りは、いつ行われるの?
鹿児島神宮初午祭(毎年旧暦1月18日を過ぎた最初の日曜日)から1週間後(2月~3月中旬頃、日付は毎年変動する)に行われます。
帖佐稲荷神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
鹿児島県姶良市鍋倉776
▼自動車
鹿児島空港より約20分
九州縦貫自動車道桜島スマートICより約9分、加治木ICより約17分
専用駐車場はありません
▼電車
JR日豊本線・帖佐駅より車で約9分
▼バス
JR日豊本線・帖佐駅より南国交通バス「米山」下車、徒歩約7分