湘南江の島春まつり・流鏑馬・武者行列とは?

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湘南江の島春まつりは、神奈川県藤沢市にある片瀬海岸(かたせかいがん)で、2日間にわたり毎年行われます。

最大の見どころは1日目に行われる、2つの武者行列(むしゃぎょうれつ)と、流鏑馬(やぶさめ)です。

湘南江の島春まつり武者行列とは?

▼江の島武者行列のルート
源頼朝(みなもとのよりとも)を大将として、午前10時から約1時間かけ、江の島弁財天仲見世通りを練り歩きます(※馬は登場せず徒歩)。

青銅の鳥居→朱の鳥居→江島神社辺津宮(へつみや)で戦勝祈願→朱の鳥居→青銅の鳥居

▼片瀬海岸東浜武者行列
午後からは江の島神社神職隊、流鏑馬隊、江の島武者行列等が、源頼朝が江島神社に戦勝祈願で訪れたことにちなみ、片瀬海岸東浜を行列します。

湘南江の島春まつり・流鏑馬とは?

一般社団法人日本古式弓馬術協会・武田流(いっぱんしゃだんほうじんにほんこしききゅうばじゅつきょうかい たけだりゅう)が行います。

馬上から的を弓で射る射手(いて)は、長さ約300mの海岸に設けられた直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの的を狙います。

スタート地点を馬場本(ばばもと)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、三の的(さんのまと)、ゴール地点を馬場末(ばばすえ)と呼びます。

射手はそれぞれ、3回ずつ走り、合計9回狙う奉射(ほうしゃ)を行います。

的は一辺約55cm(一尺八寸)で、檜を編んで白紙を貼り、五色の丸的が描かれ、後ろに四季の花が添えられる式の的。

次に、競射(きょうしゃ)を行います。的は一辺約30cm(一尺)の、檜の板的に変わります。

馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。

湘南江の島春まつり・武田流流鏑馬の服装

鬼面綾檜笠(きめんあやひがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠で、頭頂部に鬼の面をつける)、競射の際は鬼面を外します。

鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)

鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。

和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使います。

湘南江の島春まつり・流鏑馬・武者行列の始まりや由来、歴史、起源は?

2021年に第1回が行われています。

湘南江の島春まつり・流鏑馬・武者行列は、いつ行われるの?

毎年3月上旬~中旬の週末(日付は毎年変動する)に行われます。

湘南江の島春まつり・流鏑馬・武者行列の場所・住所(アクセスと駐車場)

神奈川県藤沢市片瀬海岸1−15−1(片瀬海岸東浜)

▼自動車
新湘南バイパス茅ヶ崎海岸ICより約21分

近隣に有料駐車場が沢山あります。

▼電車
小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅より徒歩約6分
江ノ島電鉄江ノ島駅より徒歩約9分
湘南モノレール江の島線湘南江の島駅より徒歩約10分

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