静岡まつり・大御所花見行列とは?

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静岡まつりは、静岡県静岡市にある駿府城公園(すんぷじょうこうえん)や、静岡市中心街で3日間にわたり、毎年行われます。

最大の見どころは2日目(土)と3日目(日)に行われる、大御所花見行列(読み方:おおごしょはなみぎょうれつ)です。

大御所となった徳川家康(とくがわいえやす)公が、大名や旗本を引き連れて浅間神社へ花見に行き、満開の花の下で花見をし、能楽を奉納したという故事に倣い、駿府城東御門から市街を練り歩き、静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)を参拝し戻ってきます。

行列には一般参加が可能

静岡まつり・大御所花見行列順

少年武者鼓笛隊、錦の御旗、供先侍(ともさきざむらい:旗本)、毛槍衆(けやりしゅう)、竹千代、今川義元(いまがわよしもと)、寿桂尼(じゅけいに)、太原雪斎(たいげんせっさい)旗本、先奉行、行列奉行、尾張候、紀州候、水戸候、金地院崇伝(こんちいんすうでん)、後詰奉行、大久保彦左衛門(おおくぼひこざえもん)、大久保付腰元、一心太助(いっしんたすけ)、小町宰領(こまちさいりょう)、駿河小町、お囃子、大名、高家(こうけ)、近習(きんじゅう)、四天王A、小姓(こしょう)、大御所、太刀持ち小姓、四天王B、太鼓衆、大名、奥役人(旗本)、中臈(ちゅうろう)、上臈(じょうろう)、御台所(みだいどころ)、腰元、旗本

静岡まつり・大御所花見行列のルート

▼2日目
駿府大演舞場→東御門(開門式)→城代橋→玄南通り→呉服町通り→青葉公園→東海道・七間町通り→札の辻→県庁前→御幸通り→中町→浅間通り大鳥居→浅間神社参拝→御幸通り→市役所前→城代橋→駿府城東御門

▼3日目
基本ルートは同じで、駿府大演舞場(出発式)が行われ、県庁前から浅間神社へ向かわず、県庁方向へ進み、追手町を抜け日赤前に出て戻ります。

静岡まつり・大御所花見行列の始まりや由来、歴史、起源は?

1949年(昭和24年)、市制60周年で浅間神社が稚児行列を復活させ、静岡商店会主催で大御所花見行列が行われ、原型が出来上がったそう。

1957年(昭和32年)に450年以上もの歴史がある、浅間神社の廿日会祭(はつかえさい)に呼応する形で始まり、現在に至るそう。

静岡まつり・大御所花見行列は、いつ行われるの?

毎年4月第1金・土・日に(祭り2・3日目)かけて行われますが、日付は毎年変動する為、3月末にかかる場合もあります。

静岡まつり・大御所花見行列への参加方法

御台所、上臈、竹千代役は1月中旬ごろまで、申込用紙を郵送のみで参加申し込みが出来ます。

それ以外は2月初旬ごろまで、ハガキ、FAX、応募フォームで参加申し込みが出来ます(応募多数の場合は抽選)。

※過去の募集役柄と人数、参加費は参考価格(詳しくは公式HPで確認してください)

▼御台所(1名)、上臈(2名)
18歳以上の女性で、本番2日間と実行委員会の指定する日に参加出来る事が条件となっています。

一次審査は書類、最終審査は面談で決まります。

▼竹千代(1名)
申込時に小学校2~5年生で、身長が135~145cmまで(性別は問われません)。本番2日間に参加出来、行列出発時の芝居で、ちょっとした台詞をしゃべる事が条件となっています。

一次審査は書類、二次審査は動画で決まります。

▼尾張候、後詰奉行(各日2名)
18歳以上75歳以下(性別は問われません)で、騎乗するため体重80㎏以下。乗馬練習も含め1日20,000円、両日なら50,000円。

※下記の役柄以降は、全て参加費1日2,500円、両日なら5,000円

▼中臈(各日12名)、腰元(各日9名)
18歳以上の女性で、腰元はグループでの参加が可能。※かつら合わせの日に参加が必須。

▼大名(各日8名)、旗本・奥役人(各日12名)
16歳以上(性別は問われません)、グループでの参加が可能。

▼近習(各日6名)
申込時に小学校2~5年生で、身長145cm以下(性別は問われません)。

▼駿河小町(各日12名)
申込時に小学校2~5年生で、身長が135~145cmまでの女子。

静岡まつり・大御所花見行列・歴代大御所役は誰?

2日目と3日目で大御所役は代わる為、先の名前が2日目です。

・2015年(平成27年)、松田悟志(まつださとし)、西郷輝彦(さいごうてるひこ)
・2016年(平成28年)、山下真司(やましたしんじ)、杉本彩(すぎもとあや)
・2017年(平成29年)、田村亮(たむらりょう)、国広富之(くにひろとみゆき)
・2018年(平成30年)、寺島進(てらじますすむ)、泉谷しげる(いずみやしげる)
・2019年(令和元年)、間寛平(はざまかんぺい)、磯村勇斗(いそむらはやと)
・2021年(令和3年)、加藤諒(かとうりょう)、前川泰之(まえかわやすゆき)
・2022年(令和4年)、鈴木福(すずきふく)、保阪尚希(ほさかなおき)
・2023年(令和5年)、田中直樹(たなかなおき)、別所哲也(べっしょてつや)
・2024年(令和6年)、ISSA(イッサ)、宍戸開(ししどかい)
・2025年(令和7年)、つるの剛士(つるのたけし)、ずん飯尾(ずんいいお)

静岡まつり・大御所花見行列の場所・住所(アクセスと駐車場)

静岡県静岡市葵区駿府城公園1−1周辺

▼自動車
東名高速道路静岡ICより約14分
新東名高速道路新静岡ICより約16分

周辺に有料駐車場が有ります。

▼電車
JR東海道本線・東海道新幹線静岡駅より徒歩約15分
静岡鉄道静岡清水線新静岡駅より徒歩約7分

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