大和神社・ちゃんちゃん祭り(読み方:おおやまとじんじゃ ちゃんちゃんまつり)は、奈良県天理市にある、大和神社の例祭で、毎年行われます。
中山町の御旅所(おたびしょ)である大和稚宮神社(おおやまとわかみやじんじゃ)まで、往復約4kmを御渡り(おわたり:隊列で行進する祭事)します。
成願寺町(じょうがんじちょう)、兵庫町(ひょうごちょう)、長柄町(ながらちょう)、新泉町(にいずみちょう)、岸田町(きしだちょう)、佐保庄町(さほのしょうちょう)、三昧田町(さんまいでんちょう)、萱生町(かようちょう)、中山町の9つの地区から、頭屋(とうや)と頭人児(とうにんご):10歳頃までの男子)が選ばれ参加します。
大和神社・ちゃんちゃん祭り・御渡りのルート
大和神社一の鳥居→上街道(かみかいどう)→岸田町の置台(龍の口舞を奉納)→国道169→御旅所(龍の口舞、翁の舞を奉納)
※龍の口(たつのくち)の舞
2人の頭人子が龍頭を持ち、口を開閉させながら神輿の周囲を3周半回ります。
※翁の舞
新泉町の氏子が橿(かし)の葉を入れた桶を持ち、橿の葉を頭上へ放り投げます。
大和神社・ちゃんちゃん祭り・御渡り行列
青銅の鉦(かね)、梅ズワイ(花の付いた梅の小枝)、産子幣(うぶこへい)、錦旗、太鼓、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)、宮司、千代山鉾(ちよやまぼこ:勅使の代わり)、風流傘(ふうりゅうがさ)、龍頭、騎馬武者、本社と増御子神社(ますみこじんじゃ)の神輿2基
大和神社・ちゃんちゃん祭りの始まりや由来、歴史、起源は?
1407年(応永14年:おうえい)以前より行われているようですが、正確には分かっていないそうです。
大和神社ちゃんちゃん祭として、2018年(平成30年)2月2日に、奈良県指定無形民俗文化財に登録されています。
大和神社・ちゃんちゃん祭りは、いつ行われるの?
毎年4月1日に行われます。
大和神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
奈良県天理市新泉町306
▼自動車
西名阪自動車道天理ICより約14分
一の鳥居をくぐりすぐ左側に、専用無料駐車場があります。
▼電車
JR桜井線(万葉まほろば線)長柄駅駅より徒歩約14分