乗馬ライセンスの種類や取り方、資格取得方法と取得費用も知ろう

一般的な乗馬ライセンス(乗馬技能認定)は、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会(以下、全乗協)が認定するものになっています。

もう1つ、日本馬術連盟の騎乗者資格というものもあり、国際競技会へ出場したり、連盟主催・公認競技会へ出場する際に必要になる、上級者向けになります。

乗馬ライセンス(乗馬技能認定)の取得方法と種類

全乗協に登録されている乗馬クラブや、協会が指定する普及乗馬大会で、実技試験と筆記試験の2つをクリアすれば、認定を受ける事が出来ます。

乗馬ライセンスの取得費用は、審査料が一律11,000円となっていますが、騎乗料金等は各クラブによって違う為、費用総額はまちまちです。

クラブに入会しなくても、5~4級は取得可能な場所があり、5万程度~13・4万程度。

全部で5種類ありますが、大きく分けると3系統に分かれ、それぞれに各級があります。

ブリティッシュ
基礎なのでここまでは飛び級が可能ですが、馬場、障害へ進む為には3級取得が受験資格になっています。

・馬場(2~1級)

・障害(3~1級)

ウエスタン(5~1級)
5~3級までは飛び級が可能です。

エンデュランス(3~1級)
満14歳以上で、かつブリティッシュ又はウエスタンの3級取得が受験資格になっていて、飛び級は出来ません。1級のみ筆記試験がありませんが、実技試験が3回必要です。

乗馬ライセンス(騎乗者資格)の取得方法と種類

日本馬術連盟に入会する必要があり、入会金と年会費がかかり(個人は共に1万円)、退会すると失効します。

連盟の認定する審査会(都道府県馬術連盟、組成団体、及び団体会員として登録のある団体が不定に開催)で、筆記と実技に合格し、登録料を支払い登録すれば認定されます。

乗馬ライセンス登録料は、A・27,500、B・6,600、C・3,300円。

連盟主催・公認競技会に出場するには、B以上の取得が必要です。

※全乗協の技能検定から移行する事も可能なので、移行条件等は後述します。

C~A級
Cは全ての基礎になっており、これを取得していないと先には進めません(馬場、エンデュランスも含む)。

馬場限定(B)

エンデュランス限定(C~A)

※各Aは書類審査のみで、国際競技会へ出場する為に必要。

全乗協の技能検定からの移行方法と移行条件

全乗協のHPから申請書を印刷して必要事項を記入して郵送すると、資格取得証明書が発行されます。

連盟に入会(入会金・年会費有り)し、連盟のHPから申請書を印刷し、上記でもらった証明書と登録料を支払えば、2週間ほどで移行完了します。

乗馬ライセンスの移行が出来る条件は、以下になります。

・障害1級 → B級
・馬場1級 → 馬場限定B
・エンデュランス2級 → エンデュランス限定B級